Hug Me 主宰  福島りの

私は約35年間、アパレル、百貨店、専門店などの販売に関わる方々の社員教育に携わってきました。
私の研修のモットーは、受講生が笑顔になること。“これ明日からやってみよう!”と思ってもらうことでした。
私は研修は生き物、つまりコンサートやライブと同じようなものと考えておりましたので、例えば同じ内容でも、その伝え方や
順番を変えることはしばしば。場合によっては受講生の反応やタイプにより内容自体も当日変更したこともいちどやにどではありませんでした。

その変化や工夫を私はとても楽しみ、すぐにこの仕事が天職と思えるようになりました。

会社員からの独立

そしてその結果、一部上場企業やパリコレに参加されているような会社からご依頼を頂きました。
一度契約を頂いたクライアント様は少なくとも5年長ければ10~15年という会社もありました。
更にご契約頂いていた会社様から次のクライアント様をご紹介頂くこともありとても有難かったです。
そして研修だけでなく、専門誌や業界新聞などにも連載を持たせていただきました。

仕事をしながらの子育て

20代後半でフリーになってから、30代までまさに怒涛の忙しさでした。例えば移動の新幹線では飛び乗った瞬間にドアが閉まるのはしょっちゅう、
飛行機の場合は呼び出しされ、カートでの移動もよくあることでした。
40代になると、自分なりに研修の組み立て方や流れを多少はつかめるようになりましたが、今度は子育てが加わり別の意味で激動の時代を過ごしました。

そんな私が50代の声を聞いたころ、唐突に ファッションの目まぐるしい変化に追いついていけなくなったり、体型の変化に愕然としたり、
気力や体力の衰えなどもひたひたと音を立てて近づいてくるのを感じました。

子供について

実は私には視覚障害のある息子がおります。彼が小学校の頃はまだ人の手を借りずに生活ができていたのですが、学年が上がるにつれ周りのサポートが
必要になりました。私が50代の声を聞き、彼は中一でほぼ失明してしまいました。

私自身途方に暮れてしまうような、苦しい時期を迎えたともいえました。

そんなこともあり、自分の辛さや不安を周りの友人に話してみると、内容や状況は異なるものの、ほぼ全ての友人が大小様々な経験を経て、
辛いことや悲しいこと、大変なことを乗り越え、見事に生きぬいてきた50年。そんな印象を持ちました。

それぞれの方の貴重なストーリー

取り立てて言わないだけで、どの人にも、オリジナル武勇伝というともいうべき、壮大なドラマがあるのだなと感じました。

その友人たちは今、年齢的なことを含め、これからに漠然とした不安を抱えているようで、新しい生き方を模索し始めているように感じました。

結果、私はそのような方々を励ますことはできないだろうか?元気になってもらうために何かできないだろうか?

そんな風に考え始めました。

ものすごく頑張ることが必要だったり余りにも非日常なのもではなく、手を伸ばせば届く、そんなご褒美時間。

スッと肩の力が抜けたり、フッと笑顔がでるようなご自分に優しい時間。

ただ、やりたいからやるという自分のためだけの時間。

そんな時間を提供することができたら、きっと誰もがまた元気になれるのではないか。

私たち世代にはそういう時間や場が必要なのではないかと考えました。

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